Bar Ludens
オーナーバーテンダー 小笠原 郁也さん
ゆったりとしたカウンターで楽しむ時間。大人の「隠れ家」的“酒場”
重い扉を開け、カウンター席に座ってバーテンダーが作ってくれる酒を静かに楽しむ。そこが自分だけが知る「隠れ家」的な酒場ならなおさら足しげく通いたくなる―。中心街から離れた青森市堤町(「ホテル青森」東側裏)に2018年2月にオープンした。「店名『ルーデンス』はラテン語で『遊び場』を意味。繁華街から離れた場所に隠れ家のような雰囲気を持ち、大人が楽しめるスポット―がコンセプト」と話す。
函館のダイニングバーで接客業を学んだ後、ホテル青森にあるバーで10年バーテンダーとして技術を磨いた。「いずれ自分の店を持ちたい」―ホテル青森を退職後、その思いを現実のものに。県のIM(インキュベーション・マネジャー)伴走型支援を受け、開業準備を進めた。
店内は照明を極力落とし、ジャズが流れ、落ち着いた雰囲気の本格的バー。ゆったりとしたカウンター(10席)のほか、プライベート感を楽しめる半個室(6席)を3部屋用意。「部屋ごとの仕切りを外してつなぐこともできるので二次会やグループでの利用にも対応できます」。
色とりどりのカクテルはスタンダードから店オリジナルの変わり種まで100種類以上。オリジナルメニューには数々のバーテンダーコンテスト出品作が並ぶ。青函ツインシティコンテストで優勝した「ラブリーテイル」(ローズに杏仁、オレンジフレーバーとレモンを使用)、全国カクテルコンペティション銅賞の「セレナ」(ラムをベースにマンゴーとレモンを合わせた)などなど。「全国のバーテンダーとの交流は自分にとってかけがえのない財産」。ビール、ワイン、ウィスキー(国産、スコッチ、バーボン)、ブランデーも取り揃え、スペイン産生ハムなどフード類も充実。数量限定のスパイシーチキンカレーはお勧めとか。
接客の心得には「カウンター越しのちょうどいい距離感を大切にしています」と話す。
熟達したバーテンダーが確かな技術で、ほかでは飲んだことのないカクテルを作ってくれる。「自分の作ったカクテルを気に入ってくれて、通ってくれるファンができる喜びはバーテンダーならでは。お客さんとの語らいから次のレシピのヒントも生まれます。一人でゆっくり飲むのもよし、気の合う仲間同士で飲むのもよし。その日の気分に合わせて気軽に足を向けてみてください」
問い合わせ先
- 住所:
- 青森市堤町1丁目1-9
- TEL:
- 017-777-0677