dining villa (ダイニング ヴィラ)
オーナーシェフ 須藤 公彦さん
開店13年。「地産地消」にこだわったカジュアルなフレンチレストラン
県立郷土館裏(海手側)の市営住宅「はままち団地」1階にある、「地産地消」にこだわったカジュアルなフレンチレストラン。厨房を須藤シェフ、妻・留美子さんがホール担当、二人で店を切り盛りしている。センス溢れるディスプレイが行き届いた店内はシャンソンが流れ、パリのレストランに迷い込んだような雰囲気。「『ヴィラ』はフランス語で別荘の意味。最初は言葉通り、隠れ家的存在でしたが今では多くの皆さんに知ってもらえるようになりました」。
料理人が被るコック帽に魅せられてこの世界に。いつかは自分の店を持つ―この思いを胸に県内レストランでシェフとして腕を磨いた。修業時代に出合ったフレンチをベースにした店を出すことにためらいはなかった。「今年で開店13年目。レストランよりカジュアルで形式ばらない家庭的雰囲気で料理やワインを楽しんでもらうビストロレストランを目指しています」。
食材は肉や魚、野菜にいたるまですべて県産ものにこだわる。「食の安全を考慮しながら新鮮で安心のできる一皿を提供するのがモットー。野菜は契約農家から仕入れていますし、自らも安全な食材求めて出向きます」。
メニューはランチ、ディナー(コース)がメーン。冬はフランスの鍋料理「ブイヤベース」が人気。コースメニューにない「県産豚とフォアグラのパテ」、「魚介のパエリヤ」などはシェフおすすめの一品。リーズナブルな価格なのもうれしい。ランチコース1,700円から、ディナーコースは4,000円から楽しめる。お酒も料理に合わせグラスワインを数種類用意するなど充実。
最大30人まで利用でき、20人から貸し切りにも応じている。
2月開催で15回を数える、人気の飲み歩きイベント「あおもりバル街」の常連店。「バル街には早い回から参加しています。店の存在を多くの人に知ってもらういい機会。今回は『グラタン』(百食分)を用意してお待ちしています。お楽しみに」。函館や弘前など他地域のバル街にも積極的に出店する。「『食』を通して街を元気にしようというイベントに刺激を受け、地域の特色を全面に出している運営ぶりを見ていると勉強になる」と、研究熱心な一面も。
須藤シェフの語り口は歯切れがよく人の耳によく届く。その軽妙なトークが楽しみ―という常連客もいるとか。飾らない人柄とシェフとしての確かな腕を武器に今日も厨房に立つ。
問い合わせ先
- 住所:
- 青森市本町3-4-11
- TEL:
- 017-777-2332